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福井県機械工業青年会ブログマシントピア福井(福井県機械工業青年会)

2025.09.15

活動報告

【UBA事業】UBAアカデミー セミナー③

令和7年8/28(木)中小企業産業大学校にてUBAアカデミー(セミナー③)が開催されました。

今回の研修では“選ばれる会社になるための採用戦略~求める人材を引き寄せるマーケティング思考~を行いました。

まず初めにUBA会長の若山様より挨拶がありました。

本セミナーの講師は前回のセミナー②に引き続き株式会社グロウプス 代表取締役 賀川泰成様によりセミナーが開始されました。

企業にとって「人材」は最大の資産です。しかし、優秀な人材が自然と集まる時代は終わり、今や企業側が「選ばれる存在」になる必要があります。そこで注目されているのが、採用活動にマーケティング思考を取り入れる戦略です。

採用の出発点は「WHO=どんな人材が必要か」を明確にすることです。

  • ターゲット層の定義
    若手育成枠か、即戦力か。技術職なら「未経験でも理系基礎がある人」など、具体的に。
  • 採用対象の人物像
    例:30代前半、現場経験5年以上、改善意識が高く、教育にも関心がある人材。
  • 組織風土との相性
    スキルだけでなく、組織文化に馴染めるかどうかも重要。離職率低減にもつながります。

「WHAT=何を求めるか」は、単なるスキルや経験の条件を並べる場ではなく、自社の魅力や強みを伝える事です。

「どんな人材が欲しいか」を語るとき、同時に「この会社で働く価値」を提示できるかどうかで、応募者の心に届くかが決まります。

採用戦略における「HOW=どう届けるか」は、どの媒体を使って、誰に、どんな魅力を伝えるかという“発信設計”です。いくら良い職場でも、伝える手段がズレていれば、届きません。

だからこそ、媒体選びは採用成功のカギを握ります。

 

それぞれの項目について、自社でどのように取り組んでいるかを整理・言語化し、チーム内でディスカッションを行いました。その結果、情報の共有が進み、これまで気づかなかった視点や新たな発見が生まれました。

採用は単なる人集めではなく、組織の未来をつくる活動です。WHO・WHAT・HOWの視点で設計することで、採用の質が高まり、定着率や現場力の向上にもつながります。現場と人事が連携し、採用を「組織文化の一部」として育てていくことが、これからの時代に求められる姿勢ではないでしょうか。

以上、清水がお届けしました。